2016年2月中旬に、オーストラリアのゴールドコーストへ5泊6日で行ってきました。
日本では寒さが厳しい季節ですが、季節が日本と真逆のオーストラリアは夏真っ只中!サーファーズパラダイスに宿泊していたので。ビーチまで徒歩圏内で、連日30度超えの暑い日が続いていたので、何度か海に入って泳ぎました。
しかし、波のあるサーフビーチで泳ぎ慣れていないと、海に入るのは危険がいっぱい!このページでは、私の体験談に基づきゴールドコーストで泳ぐときの注意点を紹介します。
目次
ゴールドコーストで泳ぐときの注意点は?
子供時代に泳ぐ場所といえばプール!たまに海に行っても、ファミリー向けの波のない穏やかな海、で育ったわたしにとって、サーフビーチで泳ぐのは新鮮で危険な体験でした。
何と言っても、押し寄せる波の力強いこと!その日の海の状態にもよりますが、初日にサーファーズパラダイスで泳いだ日はとにかく波がパワフルで、同じ位置に立ってるだけでも一苦労でした。
ゴールドコーストで泳ぐときは赤と黄色の旗の間で!
ゴールドコーストのビーチは、とにかく広くて長いことで有名ですが、どこでも泳いでいいわけではありません。人気がない場所を独り占めして泳ぎたい気持ちは分かりますが、非常に危険な行為ですので絶対に止めましょう。
サーファーズパラダイスを含むゴールドコーストの主要ビーチでは、年間を通して(場所によってはピークシーズン中のみ)ライフセーバーが常駐していて、毎日泳ぐのに適している場所に赤と黄色の旗を立てています。
旗のあいだは、ライフセーバーが特に遊泳者に目を光らせている場所でもあるので、海に入るときは赤と黄色の旗の間で泳ぎましょう。
上記したわたしのサーファーズパラダイスでの初日は、旗の間でも波がパワフルだったので、遠くまで行かないように常にアナウンスされていました。(腰まで浸かる深さでした)
遠くまで行かないように気をつけて泳いでいる間にも、左右にかなり流されるので、常に旗の間にいるか確認するのも忘れないようにしましょう。
ゴールドコーストにはクラゲがいる?
海で泳ぐのに気がかりなことといえばサメとクラゲですが、ゴールドコースト近辺のビーチの旗の間で遊ぶのに、サメの心配はしなくても大丈夫です。
しかし、クラゲの心配はしてください。まさに今回わたしと夫が刺されたので、体験談を書きたいと思います。
ゴールドコーストのクラゲ、ブルーボトル
オーストラリアのビーチで見かけるクラゲで特に注意が必要なのが、ブルーボトルと呼ばれるクラゲで、日本語ではカツオノエボシと呼ばれています。ウィキペディアによると、別名電気クラゲ、猛毒あり、過去には死亡例あり、という世にも恐ろしいクラゲです。
ブルーボトルが発生しているときはビーチに注意書きが出来るので、注意があったら海に入らない、海岸に打ち上がっているのを見つけたら入らないことをおすすめします。
ブルーボトルを含むクラゲ注意の看板
青くて綺麗ですが、浜に打ち上がっていてもまだ毒を持ってる可能性有りです。触らないようにしましょう。
サーファーズパラダイスでブルーボトルに刺された話
そんな危険なクラゲならどんだけレアなんだと考えがちですが、このクラゲ、ウジャウジャ発生してます。
わたしと夫が刺されたときの波に大量のブルーボトルが混じっていたらしく、同じ瞬間に刺された人が続出していました。(後から写真を撮るのにビーチに戻ったら、浜に打ち上がった大量のブルーボトルが…)
しかし、万が一ブルーボトルに刺されてしまっても慌てる必要はありません。速やかに海から上がり、まだ体にブルーボトルが絡みついているようなら爪で取り外し、最寄りのビーチ備え付けのシャワーで患部を洗いましょう。
サーファーズパラダイスのライフセーバーいわく、水よりも我慢できる温度の熱いお湯が良いとのことですので、出来れば一旦滞在先のホテルに戻って、熱いお湯のシャワーを当てましょう。(個人的には、熱いお湯は痛みそのものに効果があるというよりは、熱さで痛みを誤魔化している風に感じました。)
ブルーボトルに刺されたときの痛みは、刺された直後をピークに徐々に弱まっていき、30分くらいでほぼ気にならなくなります。痛み方はチクチクする感じで、15分くらいすると痛痒くなってきます。
熱いお湯で痛みを和らげた後の患部。赤くなっている部分がそうです。夫も似たような感じで、30分後にはふたりとも気にならなくなったのですが、数時間経ってから夫だけ症状がぶり返し、翌日には見るも無残な姿に…。
以下、微妙に観覧注意です。
…
刺された部分が可哀想なことに…。刺されたとき同様、チクチク痛いし痒い状態だったそうです。(しかし、掻いて豆?を潰してしまうと、そこからばい菌が入ってしまうので、掻いてはいけません)
少しずつ良くなりつつ、この状態が1週間強続きました。わたしは刺された直後から30分程度の痛みのみだったので、症状がどうなるかはブルーボトルとの接触時間と体質が関係するようです。
ブルーボトルに刺されたときに使える薬
サーファーズパラダイスの薬局で聞いた話によると、ブルーボトルに刺されたときの痛みはヒスタミンの過剰放出によるものなんだそうです。
なので、抗ヒスタミン剤を飲めば痛みを和らげることができるんだそう。実際に抗ヒスタミン剤を摂取した夫によると、飲まないよりはマシ、程度の効果はあったよう。
また、薬局で買える火傷と虫さされ用のクリームも痛みと痒みが盛り返すたびに塗っていました。
ゴールドコーストで泳げる時期は?
ゴールドコーストで泳ぐのに最適なのは、11月から4月に掛けてでしょう。今回わたしが訪れたの2月中旬ですが、水温25度で海に入るのに冷たーい!と感じないくらい気持ちよかったです。
気候が涼しくなってきてもすぐに水温が下がるわけではないので、海から上がったときに肌寒く感じると思いますが、5月でも泳げると思います。
オーストラリアでは冬場に当たるのが6月7月8月ですが、この時期の水温は19度程度。日本ほど寒くならないにしても気温も下がるので、海で泳ぐには寒いです。この時期に海に入っているのは十中八九観光客(主にヨーロッパ方面の)で、地元民が海に入りだすのは早くても10月でしょう。