ふつうのワインと違って炭酸の入っているスパークリングワインは、開けてしまったらふつうのワイン以上に賞味期限が短いイメージがありますが、どれくらいの期間おいしく飲むことができるのでしょうか?
とくに蓋ではなくコルクの場合、どうやって保存したら良いのか?も合わせて紹介します。
目次
スパークリングワイン開封後の賞味期限は?
飲む機会がなくて冷蔵庫に入れっぱなしになっていたスパークリングワインを、月末に予定している引越しの前に飲んでしまおうと思って開けました。問題は夫がアルコールを飲まないので、友だちが来ているようなタイミングでない限り、開けたワインは一人で飲み切るか、料理に使うか、捨てるかになってしまうこと。わたしはワインはボトル半分飲むとつよめに酔うタイプなので、1日で一本飲み切るのは、無理とはいわないけど理想的ではありません。
ふつうのワインの場合、2~3日続けて夕食と一緒に飲んだり、ワインに合った料理に使えばいいので困らないのですが、スパークリングワインが使える料理は限られているし、何より炭酸が入っているので、一旦開けてしまったら賞味期限がおそろしく短そうなイメージ。できればその日のうちに飲み切るべきで、飲み残しは保存できないんじゃないかな~と思っていました。
スパークリングワインの保存はコルクを抜いてしまったらどうする?
最近のワインは蓋がついていることが多いので、ワインの栓にコルクが使われることをすっかり忘れていたのですが、このスパークリングワイン、なんとコルクの栓がしてありました。飲み残しを保存するための蓋がありません。
そもそも保存できないじゃん…と思ったのもつかの間、夫によると、コルク栓のワインボトルを保管するための道具があることと、うちにもその道具があることが判明。探すまでもなく、棚の中に入れっぱなしになっていた何に使うのかよくわからない三角形の道具がまさにそれだったらしく、コルクのあった場所にきれいにはまり込みました。
調べてみたら、ボトルストッパーという道具らしいです。うちにあるのはシンプルな押し込むだけのものですが、押し込んで中の空気を抜く機能がついていて、ワインを新鮮に長持ちさせてくれる、ワインプレッシャーというものもあるようです。す、すごい…。
ちなみにうちにあったのはこんな感じのやつで、完全に密封してくれるわけではなく、横にするとじわじわ中身が漏れ出すくらいの密封具合。
ボトルストッパーがない場合
そもそもワインを飲む機会が少ない場合、ボトルストッパーも家にないよ~~~!という家庭もあるのではないかと思います。
そんな場合には、ラップと輪ゴムが役に立ちます!スパークリングワインが空気に触れて、酸化したり炭酸が抜けるのを避けられればいいので、ボトルの口にラップを掛けたあとで、なるべくきつく輪ゴムで止めれば完成。うまくやれば、へたなボトルストッパーを使うよりも劣化を防げる気がしてきました。今度やってみよう…
スパークリングワインの飲み残しは翌日どうなった?
そんなボトルストッパーを差し込んだ状態で一晩冷蔵庫で保存して、翌日の夕食に飲んでみたところ、おいしく飲めるけど開けたての状態よりもやっぱり味は劣る、炭酸は弱くなっている…という感じでした。まだ酸化しているわけではないので味は悪くないし、アルコール度数は変わらないので、当たり前ですが普通に酔えます。
ただ、わたしはあんまり食べものの状態にこだわりがなく、あきらかにヘンな味がしなければいいと思っているタイプなので、ワインを繊細に楽しむタイプのひとにはおすすめしません。
味よりも劣化が分かりやすかったのは炭酸の抜け具合で、飲んだときのシュワシュワ感が気持ち程度にしか残っていなくて、グラスの中に上がってくる泡の粒もほんとうに少なかったです。ただ、これは完全密封できないボトルストッパーで保存したせいかもしれないので、もっとしっかり密封した場合や、蓋がついているワインの場合は、もっとちゃんと炭酸が残るのかもしれません。
今回の経験から学んだこと
ほんとうにおいしくスパークリングワインを楽しむなら、やはりその日のうちに飲んでしまうのがいいことを、身を持って体験することができました。ひとりでは飲みきれないので、だれか一緒に飲む人がいるタイミングがベストです。
ただ、翌日くらいだったら冷蔵庫で保存したものを飲んでもこれといった問題はないので、炭酸が抜けることを覚悟しておけば、2日に分けて飲んでも大丈夫なこともわかりました。
頻繁にスパークリングワインを余らせることがあるようだったら、開栓後のワインを長持ちさせてくれるワインプレッシャーがあると良さそうです。