
海水浴でスイカ割りをしたり、キャンプに参加してみんなで食べたり、夏休みの思い出にもよく登場するスイカは夏を代表する食べ物の一つです。最近では、スーパーでカットされたものを見かけることが増えていますが、大きなまるごとのスイカを買ってきて包丁を入れる時は、ワクワクする瞬間です。
切り分ける前のスイカを購入する時にはどんなことに注意をしたらいいのか、甘くて美味しいスイカの選び方をまとめてみました。
目次
甘くておいしいスイカの見分け方
スイカは、ツルを切って収穫された時点で成長が止まります。ですので、熟し切っていないスイカを買ってきて、しばらく待っていても甘さは変わりません。
では、甘くておいしいタイミングで収穫されたスイカを見分ける方法を、叩いたときの音、見た目、重さにわけて紹介します。
スイカの見分け方といえば音!
スーパーの店頭などで、スイカを叩いて選んでいる人を見たことはないでしょうか。スイカを叩くと、中身の状態が音となって伝わってくるので、甘いスイカを判断する方法の一つです。
まだ熟し切っていないスイカは、「パンパン」という少し高めの音がします。反対に、熟しすぎてしまったスイカは「ボンボン」という鈍い低めの音がします。中身が詰まっていて食べ頃に熟しているスイカは、叩いた時に「ポンポン」と弾力のある音がします。
叩いた時に、高すぎず低すぎず、弾むような音がしたら、美味しいスイカです。
スイカの見分け方は色でも分かる?
音で判断するよりも、スイカの色や模様で見分ける方が、選びやすいかもしれませんね。
縞模様の黒い部分が濃く、緑と黒のストライプがはっきりしているかどうかが、美味しいスイカを見分けるポイントになります。また、縞模様が真っすぐなスイカより、少しうねっている方が甘みが強いと言われています。
スイカの模様を確かめたら、おしりのヘタ(花落ち)の部分も確かめましょう。ヘタの部分は、スイカが熟すにつれて大きくなっていきます。ヘタの部分が適度に小さめできれいなもの、そして、ヘタの周りが窪んでいるものが甘いスイカです。
スイカの見分け方、重いほうがいいの?
甘くて水分たっぷりのスイカはほどよい重さがありますが、持っただけでは重さの違いまではなかなかわかりません。
また、大きくて甘いスイカもあれば、大きいだけで中身がスカスカの場合もあります。重さや大きさから、美味しいスイカを選ぶのは、素人には難しい面があります。
重さや大きさで判断するよりは、外観や叩いた時の音で判断した方がよいでしょう。
スイカに空洞がある場合の見分け方は?
スイカを選ぶ場合は、色だけではなく、形も重要です。
美味しいスイカの外観は、形が丸くてしっかりとしています。変形しているスイカは、果肉に亀裂が入ったり、空洞ができていることが多く、成長する過程で糖度も上がりにくくなります。
また、中身がしっかり詰まっているスイカは、何もない場所に置いた時に、座りがよく安定しています。中が空洞になっているスイカは、中心が安定していないので、コロコロ転がることが多くなります。
大きい割には重さがないスイカも、中が空洞の可能性が高くなります。
スイカを見分けるときに重要なのは見た目!
スイカを選ぶ場合は、見た目が大切と言えますね。カットされたスイカの場合は、果肉が赤く、種が黒々とはっきりしているものを選ぶようにしましょう。