
花の飾ってある生活は良いものです。わたしは育ちも現在もそんなに裕福なほうではないので、花を飾る習慣はなかったのですが、花屋で働きはじめてときどき廃棄するものを持ち帰るようになり、やっぱりお花があると違うな~~~と思うようになりました。部屋全体が明るくなる明るい色のお花と、部屋中に甘い香りを充満させるオリエンタルユリがとくに好きです。
しかし、生花をいつでも家に飾っておくのはやっぱり経済的ではないし、水を変えたり、茎を切ったり、終わった花を摘み取ったり、手間も結構かかるんですよね。その点ドライフラワーはだんぜん長持ちするし、面倒を見る必要がないので、代替として優秀!プラスチックの偽花は好きじゃないんですが、ドライフラワーなら天然物なので気になりません。
目次
ドライフラワーはどれくらいもつの?
ドライフラワーはすっかり枯れているので、状態にこだわらなければ一生飾っておけるともいえますが、カサカサになっていて壊れやすく、ほこりが溜まったりカビが生えたり色あせたりすることで駄目になってしまいます。
花は飾り方、飾る場所にもよりますが、きれいな状態のドライフラワーを楽しめるのはせいぜい半年程度。これを目安に、半年ごとにあたらしいドライフラワーを作ったり、室内の飾り付けを変えるのも、楽しくていいですね。
ドライフラワーを長持ちさせる飾り方
それでもできるだけ、きれいな状態で長持ちさせたいものです。ドライフラワーを長持ちさせるには、飾り方と飾る場所に気をつける必要があります。
ドライフラワーは湿気に弱いです
乾燥させてつくったドライフラワー、湿気に弱く、カビが生えてしまったら一発で駄目になってしまいます。見た目が汚らしいし、衛生的にもよくないですよね。
ドライフラワーが完成したら、1年を通して風通しのいい場所に飾るようにし、とくに梅雨から夏にかけての湿度の高い季節には、湿気のこもらない部屋の高い位置に飾るか、たいせつなドライフラワーはシリカゲルなどの乾燥剤と一緒に箱に入れ、涼しい場所に保管するのが安心です。
ドライフラワーは色褪せます
ドライフラワーは枯れているので、これ以上枯れることはありませんが、太陽の当たる場所に置いておくと、徐々に色褪せて白っぽくなったり茶色っぽくなったりします。
色のついているドライフラワーは、直接日の当たらない場所に飾るほうが、長く鮮やかな色を楽しむことができます。
ドライフラワーの天敵はほこり!
ほかの家具や飾りに例外なく、ドライフラワーも飾っておくとどうしてもほこりを被ってしまいます。ここで問題なのが、パリパリに乾燥させたドライフラワーはおそろしく壊れやすく、はたきで叩いたり、思い切り息を吹いてほこりを飛ばそうとすると、もろくなった花びらごと飛んでいってしまうこと。濡らすのなんてもっての外なので、濡れ布巾で吹いたりもできません。
半年程度でしたら好きなように飾って、ほこりが溜まってしまったら処分する、でも大丈夫ですが、それ以上飾りたいドライフラワーは、透明の飾り棚に入れて飾るなどのほこり対策が必要ですね。
また、ドライフラワーを作ったときのように、上下逆さまにして飾っておけば、花にほこりが溜まりにくくなるので、ほこりを取りやすくすることはできます。
ドライフラワーのほこりの取り方は?
そんなドライフラワーに着いてしまったほこりですが、取る方法がまったくないわけではありません。カメラについたほこりを取り除くブロワーや、ドライヤーの冷風を弱めに当てることで、ある程度のほこりを飛ばすことは可能です。
長期間放置してしまったほこりはベタベタし始め、弱風では飛ばすことができないので、毎週の掃除に組み込んで、週に一度ほこりを飛ばすのがいいですね。