
大学生最後の春休み、社会人になったら長期での休みが取りにくくなるので、卒業旅行も兼ねて海外へ出かける人のも一般的になりましたね。
唯一の問題は、花粉本番であるので、長時間野外を出歩くと目や鼻が酷いことになり、観光を楽しむどころではなくなること。3月は花粉症持ちにとって辛い時期でもありますからね。
旅行先として人気のオーストラリアに行く場合、花粉症対策はどうしたら良いのでしょうか?
目次
オーストラリアの花粉の時期は3月頃?
まず初めに、オーストラリアは日本と季節が間逆ですので、3月は花粉本番時期(春)ではありません。年中花は咲いているので、全く花粉が飛んでいないわけではないですが、短期間の旅行で気にするほど酷い症状になってしまうことを心配するほどではありません。
ちなみにオーストラリアでは、冬の終わりである8月半ばころから花粉の兆候が見られ、9月が本番、その後人によって10月以降もグズグズしている感じで、アレルギーの原因はワトル、ユーカリの木、芝や草が中心です。
杉はないので、スギ花粉の人は心配無用!色々な花や草に反応してしまう体質の人も、オーストラリアの花粉に触れているうちに徐々に症状が出てくることも多いので、短期旅行でしたら心配しなくても大丈夫でしょう。
というのも、わたし自身が花粉症でオーストラリアに暮らし始めて8年目になりますが、最初の4年くらいは花粉症の症状はほぼ現れず、5年目くらいから年々酷くなってきたからです。
どうやらワトルに反応しているらしく、今年は8月後半から喉が痒かったり鼻が詰まったりし始め、9月後半まで症状が続き、その後は元通りですっきりしています。日本のスギ花粉に比べると症状は今のところ大したことないです。
花粉症の人がオーストラリアでできる対策
オーストラリアで買う雑誌の花粉症特集なんかを見ると、ほぼ日本と同じで、いかに花粉を取り入れないか、が重視されています。ただ、オーストラリアではマスクは浸透しておらず、花粉を粘膜に付けないためにサングラスを着用するように書いてあったりするのが興味深かったです。
その他、洗濯物は外に干さず乾燥機を使うこと、夜ベッドに入る前にシャワーを浴び(できれば髪も洗い)花粉を流し落とすこと、外から帰ったら家に入る前に花粉をはたき落とすこと、などが紹介されています。
また、ユーカリから集めた蜜で作られた蜂蜜は、花粉症に効果があるとされています。一般の蜂蜜よりも高価ですが、オーストラリアのお土産としても面白いので、気になる人はスーパーなどで探してみてください。
オーストラリアに花粉症の薬を持って行きたいけど持ち込めるの?
それでも、お守り代わりに花粉症の薬を持って行きたい人もいるかと思います。出発するまでと帰国後は、花粉真っ只中の日本なので、そのためにも薬を持っていたいということもありますよね。
オーストラリアは持ち込みに厳しい国ですが、厳しくチェックされるのは食べ物なので、薬は(疚しいことがなければ)意外なくらいアッサリ持ち込めることが多いです。飛行機の中で配られる入国カードの「薬を持っていますか?」という質問にYESで答えればOKです。ここでYESと答えないと、持ち込みできる薬であっても罰金の対象になるので注意してください。
持ち込むことに関しては、市販されている薬はまず問題ありません。開封済みでも問題ないです。念のため何の薬なのか英語で言えるようにしておきましょう。(頭痛薬、風邪薬、痛み止め等)
処方箋はお医者さんに何のためのどんな薬なのか説明を書いてもらうか、英語版の処方箋をコピーしてもらうのがルールになっています。
漢方薬だけは市販されている商品の場合でも注意が必要で、調合されているハーブや薬草の種類によってはオーストラリアへの持ち込みが禁止されていることもあります。
オーストラリアで花粉症の薬を購入することもできます
現地で想像以上の花粉症に悩まされたら、薬局で薬を買うこともできます。わたしが使っているのはClaratyne Non drowsy tabletsというやつで、他の花粉症の薬に比べて眠くならないので愛用しています。
Claratyneが見つからない場合には、Telfast、ZyrtecあたりもテレビでCMやってます。
オーストラリアの薬は規定の分量通り摂取すると強すぎることもあるので、半量飲んでみて様子を見ながら量を増やすことをおすすめします。