妊娠中の女性にとって、冷えは天敵!気温が低くなってくると、少しでも体を温めようと思い、外を出歩くときや暖房設備の整っていない職場で働くときなど、ホッカイロを活用している人もいるのではないでしょうか?
しかし、家族や友人に「ホッカイロは胎児に良くないんじゃないの?」とか、「痣のある子が生まれてくるから止めるべき」など指摘され、えっ、そうなの?と焦ってしまってはいませんか?
ホッカイロは妊娠中に使ってもいいの?
不自然に暖めすぎると、お腹の中で赤ちゃんが暑がったりしないか心配する人もいますが、妊娠中のホッカイロの使用については、そこまで慎重になる必要はありません。
ただ、高温環境は赤ちゃんの神経発達に適していないので、赤ちゃんがいるお腹の上にピンポイントで貼ることを、習慣にするのは念のため止めておいたほうが無難です。
とはいえ、お腹や胃が痛くて特別お腹を暖めたいときに、短期的に使用する程度でしたら問題ないとされています。
また、妊娠中は肌が敏感になっているので、ホッカイロの使用方法は厳守して、ホッカイロを貼ったまま寝たり、肌に直接貼ったりするのは避け、低温火傷にならないように気をつけましょう。
ホッカイロの効果的な貼り方は?
妊娠中、とくに後期に入ると、お腹の中で成長してきた赤ちゃんが内蔵を圧迫することによる腰痛になることがありますが、腰にホッカイロを貼って温めてあげることで痛みを和らげることができます。
また、寒い日のお出かけ時などに体を冷やしすぎないよう、ここぞというときにはホッカイロをうまく使って防寒対策しましょう。
腰の下のほうにある仙骨のあたりに貼ると体の中から温まりやすく、下半身の冷えにも効果が期待できます。もし下半身の冷えが気になる場合には、くるぶしの少し上に貼るのもおすすめです。
ホッカイロ以外の防寒対策
防寒対策はホッカイロ以外でも行いたいですね。ヒートテックインナー、腹巻き、毛糸のパンツ、室内でもマフラーを巻く、モコモコ靴下など、着るもので完全防備したり、お風呂に入ったり、温かい飲み物を飲んで体の中から温めたりして、体を温める工夫をしましょう。
わたしは極度の手足の冷え性なので、時間があればバケツにお湯を張って足湯を楽しんでいます。お湯が冷めてしまうと逆に冷えてしまうので、差し湯をしたり、覚める前にもこもこ靴下を履くなど、だらだらお湯に足をつけ続けることは避けましょう。