海外旅行が趣味で、初めての国に行くのも、行ったことのある国を再訪問するのも大好きなのですが、飛行機は移動手段の中でも際立って苦手です。
ボーっとした機体の音が延々と続く乾燥した機内で、狭い椅子に座って何時間もじっとしていなければならないのが嫌で、遠くに行くのが億劫…という人も多いのではないでしょうか?
かくいうわたしもそのうちの1人、海外永住になったので飛行機は避けられない乗り物ですが、長時間フライトはいつも苦痛で仕方ないです。
たっぷり時間があるのだから有意義に使うか、そうでないなら快適に寝てしまいたい!でも飛行機内は居心地が悪すぎてストレスが溜まる一方…、そんなときに出来ることと、長時間の暇つぶし方法について紹介します。
目次
飛行機での長時間の暇つぶしアイデア!
日頃、読みたい本やゆっくり時間を使ってまとめておきたい事柄なんかは沢山溜まっているのだから、長時間フライト中にそれが出来れば文句無しだ!と思っていても、狭いエコノミーシートで極度に乾燥した機内では集中できず、まったく捗らない、という経験をしたことはありませんか?
飛行機は乗っているだけでも疲れます。長時間なら尚更で、頑張って集中しなければ達成できないことをするには向いていません。
しかし、何もしないで座っているだけだと余計に苦痛なだけなので、あまり有意義に過ごそう!と意気込まないで、日頃好きでやっていること、簡単に没頭できることをフライト中にもやるのが良いです♪
飛行機での長時間フライトでは寝るに限る!
わたしの一番の理想は、搭乗して最初の食事の後に楽に寝付いて、目が覚めたら到着1時間前(もしくは二度目の食事前)という状況です。
ただ、飛行機では疲れていてもうまく寝れないことのほうが多く、飛行機が空いていて3、4席を独り占めして横に慣れないかぎり現実になったことはありません。
前日の睡眠時間を減らして睡眠不足で搭乗する、というのも何度もやってみましたが、変に目が冴えてしまったり、寝れても一時間で目が冷めてしまったりで、期待するほどの効果は感じられず。
おそろしく疲労した状態で旅行を始めるという、散々な結果になりました。
飛行機での長時間フライトで睡眠薬を使うのはあり?
そこで気になるのは、睡眠薬を使って強制的に寝てしまう方法ですよね。しかし、寝たいからといって飛行機で眠りたいから睡眠薬を使用するには注意が必要です。
睡眠薬の効果は抜群なので間違いなく眠れますが、期待以上に効果があり、同じ姿勢で水分を取らずに眠ることでエコノミー症候群を引き起こす危険性も!
どうしても眠りたい場合には、市販の睡眠導入薬で効き目の弱いものを選び、機内でアルコール類を摂取するのは控えましょう。
長時間フライトでの暇つぶしには映画を観る!
飛行機での時間つぶしの王道といえば、新しい作品が無料で見られる機内サービスです。
わたしの夫はこのタイプで、9時間フライト中に3~4本の映画を見続けます。映画を一本見れば2時間近く時間を潰すことができるので、興味のある映画があったら是非鑑賞しましょう。
大切なのは楽に集中できることなので、あまり難解でない映画やバラエティを、日本語で観ることをおすすめします。
飛行機の中で漫画を読んで暇をつぶす
大量に漫画を持ち込むのは現実的ではありませんが、以前となりに座っていた人がタブレットに漫画をダウンロードしたものを延々と読んでいて、これは良い!と思いました。
普段活字を読む習慣がない人でも、漫画は入り込みやすいのが良いです。タブレットなら幾らでも漫画を持ち込めるなんて、便利な時代になりましたね。
わたしはひたすら本を読む派です。東野圭吾あたりの本を持ち込めば、最後までグイグイのめり込めます。
飛行機に付属されているゲームやスマホでゲームをして過ごす
飛行機のスクリーンはテトリスなどのシンプルなゲームが付いているので、これに没頭するのもひとつの手です。
以前乗った飛行機で初代ポケモンができたことがあり、ひたすらポケモンで遊んだことがあります。(セーブデータを持ち帰れないのが玉に瑕…)
スマホも機内モードにしておけば電源をいれることができるので、ネットにアクセスしなくても遊べるゲームを予め見繕っておいて、集中して遊ぶのも良いですね。
飛行機での苦痛な長時間フライトをやり過ごすコツが知りたい!
何をするにしても、狭いエコノミーシートでいかにリラックスできる状況を作るか、というのがキモです。不快で苦痛な状況だと何をして過ごすにしても楽しめないし、集中できませんからね。
リラックスするために色々な便利グッズを持ち込むと荷物になるので、これこそは効果があった!というものを厳選して紹介します。
長時間フライトを快適に過ごす為に絶対に外せないモコモコ靴下
飛行機での移動が長時間だろうと短時間だろうと、わたしが手放せないのは冬用のモコモコ靴下です。搭乗したらすぐに靴と靴下を脱いで、座席ではモコモコソックスのみで過ごし、トイレに行くときなどには靴を履き直します。
スリッパを持ち込む、という人もいますが、荷物になるしモソモソ動くたびに脱げるのでわたしはモコモコ靴下派。
靴と靴下を脱ぐだけだと足元が冷えるので、締め付けのないもこもこソックスは手放せません。
飛行機に乗り込む前にペットボトルの水を確保
乾燥している機内では、何もしていなくても激しく水分が奪われていきます。喉がすぐに乾燥するし、エコノミー症候群を防ぐためにも、気楽に飲める用の水は手元に確保しておくべき!
高確率で機内でも配っていますが量が全く足りないし、何度も追加で貰うのも気が引けるので、わたしにとっては絶対に必要な物リスト上位です。
荷物検査のときに液体は持ち込めないので、検査後の免税店でペットボトルの水を購入しておきましょう。
飛行機での乾燥対策をして長時間フライトの苦痛を和らげましょう
肌や髪が乾燥することがストレスになるなんて信じられませんが、乾燥した機内では、これが結構な苦痛の元。普段乾燥で肌が乾いていることに鈍感なわたしでも分かるし、髪は乾燥でフワフワしてきます。
普段よりちょっと良い化粧水や保湿クリーム、ヘアクリーム、リップクリームや、洗顔シートを持ち込み、気になるたびに水分補給すると気分もリフレッシュできます。
さいきん使ってみてよかったのは、喉の乾燥を防ぐために、食事のとき以外は濡れマスクをつけること。搭乗してウェットフィルターを開封して、ひとつで9時間強のフライトの最後まで効果を発揮してくれした!
機内でインフルエンザなどに罹ることも防げるので一石二鳥です♪
長時間フライトでは座席の場所で苦痛さが変わる!
飛行機の席、周りの状況によって快適さが断然違ってきます。こればっかりは運に任せるしかないですが、各席のメリット・デメリットと、特徴をまとめていきます。
飛行機の主翼よりも前方
エンジン音は主翼よりも後ろのほうが響くので、音が気になる場合には前の方の席を選ぶと少しだけマシになります。
また、行き先にもよりますが、団体客が配置されるのも後方が多く、個人客やビジネス利用の人は前方に集まる傾向があるので、前の席のほうが静かな印象です。
スクリーン前の座席
前が壁になっていて他の席がないスクリーン前の席を確保できると、前の空間が他の席よりも広いので足が伸ばせて楽々です。
とはいえ、子供連れの人優先の席だそうなので、駄目元でリクエストしてみて、当たったらラッキー!くらいのつもりでいましょう。
窓側の座席
長時間フライト中は窓を閉めるように言われる時間も長いですが、それでも離陸・着陸前後に外の景色を楽しむ事ができます。
片側には絶対に他人が座らないのと、壁に寄りかかって眠れるのもポイント高いですが、通路側に人が座っている場合トイレに行くのが一苦労なのでトイレが近い人は避けたほうが無難です。
通路側の座席
通路側のメリットはなんといってもトイレに行きやすいこと、好きなタイミングで席を立って歩き回れることです。窓側の人がトイレに行くために席を立つ手間を考えても、自分のために他人に立ち上がってもらうよりは気が楽ですね。
頭上に入れてある荷物へのアクセスも良く、乗務員さんとの距離も近いので細かい頼みごとがしやすいです。
短時間フライトなら窓際だけど、長時間フライトは絶対に通路側!という人も多いですね。
まとめ
飛行機内では沢山のことをモリモリ消化して有意義に過ごそう!と張り切っているとストレスになりがち。
いかにリラックスして快適に過ごすか、長時間フライトを一瞬に感じられることに没頭できるかが、フライトを快適に過ごす秘訣です。
最小限の対策を行い、最大限苦にならない状況を整えて長距離フライトに臨みましょう!
また、長距離フライトでも快適に過ごす服装については、「飛行機での服装は女性はどうする?すっぴんで化粧は落とすべき?」で紹介しています。合わせて読んでみてください。