生活に欠かせない水ですが、蛇口を捻れば出てくるだけあって、外出先でお金を出してまで飲むのはなあ…、と渋る人は少なくありません。
お茶やジュースも毎日購入するんだと一か月でまとまった出費になるし、節約のために水道水を持ち歩けないのかな?と疑問に思ってはいませんか?
このページでは、水道水をペットボトルに汲んだ時の保存期間や、持ち歩いて飲んでも安全なのか?について紹介します。
水道水をペットボトルに汲んだときの保存期間は?
水道水を汲んだ水の保存期間は、水道水に含まれている塩素の濃度によって変わってきます。塩素は水道水中や汲んだ後に、水に混じるウイルスや微生物の繁殖を防ぐ働きがあるので、塩素の濃度が高いほどペットボトルに汲んだ水は長持ちします。
水道水に混じっている塩素の濃度は、各都道府県や市町村によって異なりますが、水道法では1リットルに付き0.1mg以上に保つことが義務付けられており、東京では通常1リットルにつき0.4mgくらいに設定されているようです。
そんな東京の水道水をペットボトルに汲んだ場合の保存期間は、東京都水道局のホームページによると
- 直射日光の当たらない涼しい場所から3日
- 冷蔵庫で保存すれば10日
塩素が効果が持続するので飲んでも大丈夫ですよ、と紹介されています。
水道水を汲んで保存する場合の注意点
水道水中の塩素を長持ちさせるためには、きれいに洗って乾燥させた容器を使い、なるべく空気に触れないように容器いっぱいまで水を汲んで、蓋をして保管することが大切です。
飲むときに容器に口をつけて飲むと、口内のバクテリアが水中に混じってしまうので、コップに注いでから飲むようにしましょう。
また、浄水器には水道水の塩素も取り除いてしまうものもあるので、保存用に汲むときには、浄水器を外して蛇口から直接水を汲まないと持ちません。水道水を沸騰したときも同様に塩素が分解されてしまうので、保存期間を伸ばしたい場合には水道から出るままの水を汲むことが大切です。
水道水をペットボトルに汲んで持ち歩き節約しても大丈夫?
なので、その日に飲む分の水をペットボトルに汲んで持ち歩き、飲みたいときにペットボトルから直接飲むくらいなら全く問題ありません。日の当たらない場所にしまっておくようにすれば尚良いです。
持ち歩くのに使用するペットボトルは、毎日きれいに洗って完全に乾燥させ、水は飲む当日に汲むようにしましょうね。