花のある生活って素敵ですよね。花束をもらって花瓶に飾ったけど、せっかくだから長持ちさせたい!少しでも長く楽しむには、どうやってお手入れすれば良いのでしょうか?
このページでは、ちょっとした一手間で生花を長持ちさせる方法を紹介します。
目次
花瓶に飾った花を長持ちさせたい!
切り花を長持ちさせるコツはいくつかありますが、茎を水を吸いやすいように切ってあげること、新鮮な水に生けること、花瓶に飾っても栄養が取れる環境を作ってあげることがとても大切で、これらをやるかやらないかで2~3倍楽しめる期間が変わってきます。
ひとつずつ解説していきます。
花瓶の花を長持ちさせる切り方とは?
地面に生えているときは、張り巡らした根っこ全体から必要な栄養分や水分を吸収していますが、切り花の場合は茎の底部分からしか吸収できません。
なので、先っぽを斜め45度の角度で切って、水に浸かる部分を最大限にしてあげましょう。水や栄養を吸い上げやすくなります。
また、切りたての新鮮な導管(水を吸い上げる場所)は、切って時間が経った状態よりも水をよく吸うので、できれば毎日1センチくらい先っぽを切ってあげましょう。
切り花を長持ちさせるには花瓶の水を新鮮に保ちましょう
花瓶の水は想像以上に早く汚れます。花瓶の中で雑菌やバクテリアが繁殖すると、雑菌が花の導管を防いでしまい、水や栄養を吸い上げる邪魔になってしまいます。
花瓶の水は毎日取り替えて清潔な水を保ち、水を変える時に花瓶の中と、水に浸かっている茎のニュルニュルをザッと洗い流してあげると、切り花の持ちが断然違ってきます。
切り花を長持ちさせるのにハイターを混ぜる?
ハイターや漂白剤を花瓶の水に混ぜると、バクテリアの繁殖を防いでくれます。あくまで雑菌が繁殖するのを防ぐのが目的ですので、普通のサイズの花瓶でしたら1滴垂らすだけで十分効果が期待できます。(入れすぎ注意です!)
花瓶の花を長持ちさせるには10円玉を入れておく?
10円玉を入れるのも雑菌の繁殖を防いでくれるからで、銅イオンが効果を発揮してくれます。
ハイターと両方行う必要はないので、透明な花瓶で10円玉を入れると見栄えが悪い場合にはハイター、匂いが気になる場合には10円玉など、自分に合ったほうを実行してみましょう。
花を長持ちさせるには花瓶にサイダーを混ぜると良い?
お花に必要なのは水だけではなく、糖分もそのうちのひとつです。
花瓶の水に砂糖を溶かしても良いですが、水に溶けやすく吸収されやすいので三ツ矢サイダーやラムネを水に混ぜると、ビックリするくらい効果があります。
開けたてで炭酸がシュワシュワしている状態は、逆に枯らしてしまいかねないので、気の抜けたサイダーを使いましょう。
花を長持ちさせたいときに優秀な延命剤は?
花瓶の水に混ぜる延命剤を使う場合には、雑菌も防いでくれるし十分な栄養分も入っているものを選べばハイター、サイダー、十円玉は不要です。
おすすめはクリザールの切花用フラワーフード。お花屋さんでも使用率が高く、分量通りに使えば毎日水を変える必要もないので(3日おきでも大丈夫です!)お手入れが格段に楽になるのも嬉しいです。
クリザールを使うとお花が3~4倍持つので、頻繁に切り花を飾る人はひとつ持っておきたいですね。
花を長持ちさせるには気候にも注意!
夏の暑い日には、花瓶の水がすぐにぬるくなってしまい雑菌が繁殖しやすいので、氷を数個入れておくと少しマシになります。
逆に、あんまり寒くて水が冷たいのもNG。冬の寒い日に野外に飾るような場合には、少量のお酒を水に混ぜると氷が張るのを防いでくれますよ!