高校球児にとっての目玉といえば夏の甲子園ですが、せっかくの夏休みに、強制で高校野球の応援に駆り出されるのは溜まったもんじゃない!行きたくない!という人もいるかと思います。暑いですしね。
高校野球の応援はなぜ強制で、そもそもどうして野球部だけ優遇されているのでしょうか?
高校野球の応援に行きたくない!
勝つか負けるかで夏休みの予定が立てにくいし、炎天下の中での応援は体力的にキツすぎる、野球に興味が無いからルールもわからないし、そもそも夏休みに登校しなければいけないのが嫌だ!などの理由で、野球応援に行きたくない!という人は少なくありません。
わたしの学校の場合、試合ごとに強制で応援に行く学年が変わっていったので、一回戦目は1年生が応援に行き、勝ち進めば次は2年生、という感じでした。
学校によっては全校生徒が毎回強制だったり、行かなくても良かったりするようですね。
高校野球の応援はなぜ強制なの?
そもそもなぜ野球の応援だけこんなに大掛かりなのでしょうか?サッカーやバスケットボールならルールがもっとシンプルで見てて楽しみやすいし、その他にも興味のあるスポーツや、気になっている人のいる部活の応援なら、応援に行く気も断然違いますよね。
まず、夏の甲子園の主催が朝日新聞なので、試合の結果や中継などメディアの取り上げが他の部活に比べ大掛かりであることが大きいです。テレビや新聞で取り上げられるのは学校にとって良い宣伝になるので、活気のある姿を見せて、学校のアピールをするのに打って付けなんですね。
逆に、試合がテレビ中継されているのに、応援席にチラホラしか人がいない静かな学校は、同級生が頑張っているのに応援にもこない学校、学校にやる気が無い、盛り上がりに欠ける学校等、それだけで悪印象を持たれかねないのです。
そして高校野球の歴史は古く、日本の文化、夏の風物詩になっているので、今更今年はサッカーにしましょう、とは行かないのですね。
少しでも高校野球の応援を楽しむには?
しかし、面倒くさい、とお考えの野球応援も、行ってみると意外と盛り上がり、その場の雰囲気を味わうだけでも楽しめます。
わたし自身野球のルールは全く分からないし、野球部に知り合いもいなかったのですが、その場でクラスメイトに簡単なルール講座をしてもらいざっくりしたルールだけ覚え、周りと一緒に声を出すだけでも想像に反して楽しかったです。
応援団の応援に合わせて部員の名前を発生しているうちに、野球部員が親しい存在に感じられたものです。
その後高校を卒業し、幸か不幸かスポーツ観戦に率先して行くような機会はないので、高校野球の応援はちょっとした思い出になっています。
野球のルールがちんぷんかんぷんだったら、応援に行く前に野球漫画などを読んでざっくりとルールを理解しておくのも良いと思います。熱中症には気をつけて水分を忘れずに用意し、思い切って行ってみることをおすすめします。