
インフルエンザ潜伏期間や発熱直後って症状が分かりにくいですよね。そんな時期に彼氏とキスをしてしまって、あとからインフルエンザだったことが判明したりすると焦ってしまいます。
もしインフルエンザだと知らずにキスをした場合、インフルエンザは絶対に移ってしまうのでしょうか?もしキスしてしまった場合はどうしたらいいの?
このページでは、インフルエンザの彼氏とキスしてしまった場合に知っておきたいこと、いつから安全にキスができるの?について紹介します。
目次
インフルエンザの彼氏とキスすると移る?
やっぱり、と肩を落とされるかもしれませんが、潜伏期間、発症後に関わらず、インフルエンザ患者とキスをすると非常に高確率で移ってしまいます。
インフルエンザウイルスは、インフルエンザ患者の咳やくしゃみ、鼻水や唾液に含まれています。
なので、主な感染経路は、
- インフルエンザに感染した人がくしゃみをして、空気中に飛び散ったウイルスを吸い込んでしまう
- 咳をするときに口を覆った手を洗わずに、ドアや手すりに触れることで、触った場所にウイルスが付き、その手すりに触った手で手や鼻や口を触ることで、健康な人も感染してしまう
など。
つまり、インフルエンザに感染している人の口や唾液にはウイルスが含まれているので、キスは最もインフルエンザに移りやすい行為なんです。
インフルエンザは潜伏期間でも移るの?
元気でいつも通りに見えた潜伏期間も、残念ながら同様。インフルエンザに感染してから、本格的に熱や咳が出始めるまでには、通常数日掛かります。
これが潜伏期間ですが、一見いつも通りに見える潜伏期間中でも、ほかの人にはちゃんと移ってしまいます。
インフルエンザの潜伏期間は1日から長くて3日ほど。発症前でも潜伏期間にキスをしていた場合、既に移っている可能性が高いです。
インフルエンザ中にキスしたら感染する確率は?
もし彼氏がインフルエンザに掛かっているときにキスをしてしまったら、感染する確率はどれくらいなんでしょうか?
これは個人の健康状態や免疫力にもよるので一概にどれくらい!と言うことができません。
しかし、前記したとおり、キスは最もインフルエンザが移りやすい行為。もし心あたりがあるようでしたら、移ってしまっただろう、と考えて行動することをおすすめします。
インフルエンザに移っているかも?と思ったときにできること
大切なのは症状を最低限で抑えることと、さらに広めないように周囲へ配慮すること。
まず、症状をひどくしないために、インフルエンザ菌が部屋に充満しないよう、定期的に空気の入れ替えをしましょう。
また、インフルエンザ菌は湿度の高い場所では生きられません。具体的には、湿度50%以上でほとんどの菌を取り除くことができます。
なので、加湿器を使ったり、部屋に濡れタオルを吊るしておいたり、湯気の出ている熱湯を置くなどして、部屋の湿度をあげましょう。
感染してしまったあとでも、手洗いうがいは有効です。外から帰ったあと、食事の前には手洗いうがいをしましょう。
インフルエンザを広めないためにするべきことは?
周囲、とくに家族と一緒に住んでいる人は、ほかの人に移さないように配慮もしたいですね。
インフルエンザに掛かっているか分からないのに学校、仕事を休む必要はありませんが、外出するときにはマスクをしましょう。マスクは周りに移るのを防いでくれるだけでなく、自分のインフルエンザ予防にもなるので心強いです。
インフルエンザの彼氏とキスしても移らなかった、なんてことも?
もちろん、キスをしてしまったら100%絶対に移ってしまうわけではありません。
たとえば、インフルエンザの予防接種を受けている場合、彼氏の掛かっているインフルエンザ菌が、予防接種で防げる種類の場合、かなり高確率で防ぐことができます。
もしくは、以前その型のインフルエンザに既に掛かったことがある場合、体に抗体ができて掛からなかったり、軽症ですむこともあります。
インフルエンザの感染力は非常に強力。とくにその年流行っている菌に掛からないためにも、予防接種はぜひ受けておきたいですね!
インフルエンザが治ったらキスはいつからならうつらない?
熱がひいて元気になった彼氏とキスをするのはどうでしょうか?
インフルエンザの感染力はいつからなくなるのかについては、小学校の出席停止期間を参考にすると確実です。
学校では、インフルエンザに罹った場合、学生の出席停止期間は発症後5日間、なおかつ解熱後2日間、と定められています。
つまり、発症後6日以上で、解熱後3日以上経っている場合、インフルエンザの感染力はほぼなくなっている、と考えられています。
それを目安にしつつ、それでももし咳や鼻水が続いている場合には、感染しやすい行動=キスは控えるほうが安心です。