子供が花粉症のような症状で苦しそうにしているのを見るのは、親としても辛いですよね。少しでも楽になるように、親として何ができるでしょうか?
このページでは、親として知っておきたいことと、子供の花粉症の対処法について紹介します。
子供が花粉症のとき何科に行くの?
子供が花粉の時期に、鼻水が出たり、目や鼻をかゆそうにしていたりと、風邪のような症状が出ていたらどうしたらよいでしょうか?親としては、風邪かもしれないと心配になってしまうことでしょう。
しかし、それが風邪か、花粉症か区別がつかないこともあります。病院に行くにしてもどの科にかかったら良いのか分からなくなってしまいますよね。
選択肢としては、小児科、耳鼻科、アレルギー科があります。大人が花粉症のような症状が発生しているときは、たいていの場合、耳鼻科を訪れるのではないでしょうか。
しかし、子供の場合には小児科を受診するのが最善と言えるでしょう。小児科は子供のために設けられていて、もちろん花粉症にも対応しています。どの花粉に対するアレルギーが発生しているのかを調べてもらうこともできますし、今までかかった病気などとも照らし合わせて、薬を処方してくれるでしょう。ですので、子供が花粉症のような症状を示しているときには、まずは小児科を受診しましょう。
子供の花粉症はいつから発症する?症状は?
最近では2歳、3歳から花粉症が始まるケースも増えてきています。子供は大人に比べて、花粉症の知識が多くありませんから、自分が花粉症であるとは気づきにくいでしょう。ですので、風邪のような症状が出ていたり、ぐったりしているようでしたら、病院に行ってアレルギー検査を受けるとよいでしょう。
子供と大人では花粉症の症状は、基本的に花粉に対するアレルギー反応ですから、症状は目のかゆみ、鼻づまり、倦怠感など、大きな違いはありません。
あえていえば、大人の症状に比べて子供の場合くしゃみはそれほど出ないことが多いです。大人の場合、花粉症によってくしゃみが多く引き起こされますが、子供の場合は鼻の穴も小さく、入ってくる花粉の量も少ないため、くしゃみはそれほど多くありません。
子供の花粉症が治る可能性はあるの?
大人になって花粉症になってしまったら、残りの人生、一生花粉症と付き合っていかなくてはいけないケースが多いです。では子供の場合はどうでしょうか?もし、子供も2、3歳から花粉症が発症し、死ぬまで一生花粉症に苦しむとなるといたたまれなくなりますよね。
しかし、子供の花粉症は将来まったく治らないわけではなく、その症状が和らぐ可能性もあります。大きくなるにつれて、体質が変わり、花粉に対するアレルギー反応が薄れる可能性があるからです。そのために、バランスの取れた食習慣、睡眠習慣を培い、健康な体を作り上げる必要があります。
花粉症が発生しているときには、病院で処方されている薬を飲む必要がありますが、それ以外にも免疫機能を上げる食品を食べさせるなど、体質改善も行っていきましょう。
子供の花粉症は、周りの人が早めに気づいて症状を和らげる薬を処方してもらったり、体質の改善をすることが大切です。気になる症状が現れていたら、早めに小児科に行き何のアレルギーに反応しているのか検査してもらいましょうね。