慌ただしい年末、仕事が忙しいときに限ってインフルエンザに罹り、今はやめて~と思いながらもどうしようもなく、モヤモヤしながらも自宅で休養を余儀なくされる経験をされた人は、少なくないのではないでしょうか?
無理して出勤して周りに広めると余計に迷惑なので、忙しい時期の人手不足を考えると早く仕事に戻りたいけれど、しっかり治してから出勤したいところ。
しかし、この「しっかり」ってどれくらい?解熱後に咳ができる場合、インフルエンザの感染力はまだ残ってるんでしょうか?
インフルエンザ解熱後の感染力はいつまで続く?
インフルエンザが感染力を持つのは、発熱などの自覚症状が現れる約1日前から、1週間程度とされています。一般的に高熱が出るのが2日から3日がとされていますので、解熱後も直ぐに感染力がなくなるわけではないので注意が必要です。
感染力は解熱後少しずつ弱まり、解熱後3日後には周囲への感染力はほぼ失っている状態です。
とはいっても、他の多くの物事同様、感染力の低加速度も個人差がありますし、タミフルなどの抗ウイルス剤を服用して早く熱を下げた場合などは、解熱後3日後でも発症後4日目だったりして、予断が許されない可能性もありますので注意が必要です。
インフルエンザ解熱後の咳
解熱後1週間しても咳が止まらない、なんてことも実はよくありますが、発熱から5日、解熱後3日経っていればインフルエンザの感染力はほぼ失われていますので、外出しても大丈夫です。
あまり長く咳が続く場合、気管支炎や咳喘息などの合併症を起こしている可能性もあります。咳止めでは治らない場合もありますので、喉を労りながら様子を見て、長引くようでしたら病院で診てもらいましょう。
インフルエンザ解熱後はいつから出勤して大丈夫?
会社によっては社内ルールで解熱後いつから~と決めているので、出社前に確認してみましょう。
厚生労働省のサイトに記載されている学校保健安全法によると、学校の場合「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間と定めていて、これを参考に解熱後3日目から出勤可能としている会社が多いようです。
3日後だとインフルエンザの感染力はほぼないとされていますが、自分も気が楽だし周りも安心なので、とくに咳が続いている場合にはマスクを着用しましょうね。