大型船で本土から北海道に一泊で移動するけど、長時間乗ってると酔うのが心配…。大型船でも船酔いになってしまうの?酔いにくい場所や、船酔いを防止するにはどうすればいい?
このページでは、大型船での船酔い対策についてまとめています。
目次
船酔いに船の大きさは関係あるの?
大型船でも船酔いをすることを否定はできません。大型フェリーであったとしても、波自体の上下は必ずあります。つまり、どれだけ大型な船であっても、波の高さの予報とその実態の影響は色濃く受けるのです。
しかし、小型船よりは酔いにくい乗り物ではあります。小型船では、船の舳先と艫のほうが、シーソーのような状態になりますので、揺れは激しくなります。大型船の場合、波の高さの分だけ上下する形になります。
船酔いを避けるのに良い乗る場所は?
フェリーの場合、船酔いを避ける場所として、艫の方がよいとされます。艫の方はスクリューが回っているので、比較的海中で重心が安定している場所になるからです。
小型船では、船の舳先のほうが、海中上空に張り出しているために、逆に振り子のように上下して、その振られ方が激しくなるのです。
これは、フェリーではあまりありませんが、フェリーの舳先のほうであっても、波が強ければ、そのショックと共に、多少の上下はあります。スクリューの位置は、基本的に安定した機構を設けてありますので、その分だけ揺れが少なくなります。
大型船での船酔い防止方法
まず乗船前にできることは、酔い止めを飲むこと。大型船での船酔いの仕組みは車酔いと同じなので、車酔いの防止薬が効果的です。
また、船に乗る前の飲食にも注意が必要で、消化されにくい生もの、生卵などの食べ物は避けましょう。
乗船中には、ミンティアやミント系のガムを噛み続けるなどで、口の中をスッキリさっぱりさせておくと酔いにくくなります。緑茶や烏龍茶で口をすすぐのも口内がすっきりするので、酔うかもしれない?と感じたら試してみてください。
また、甲板に出て、風に吹かれて水平線を見つめることが、最良の防止方法とされています。
船内での室内にこもりがちになると、方位感覚や、時間の感覚がずれていきますので、星の位置や太陽の位置を目視で確認することも重効果的です。太陽の位置などで、船体の方角が理解できれば、ある程度の海上での理性が働きますので、気分をリセットするには、羅針盤の気持ちになるのも良いです。
逆に避けるべきなのは、ゲーム機やスマホなど下ばかり向くようなものを見ること。気分転換に活用するのは悪くないですが、下を向いた状態でじっとしているのは酔う原因になってしまいます。
あんまり心配していると酔いやすくなってしまいます!
多くの人が利用する大型船といえばフェリーになりますが、豪華客船というものもありますね。フェリーも豪華客船も、機構的にはほとんどかわりありません。船体が大きくなれば、基本的に揺れは静かになりますが、とくに、豪雨や台風の時期などは、誤って出船してしまうと、大変なことになります。
強い波により船体が上下するという現象には、体が慣れることもあります。船の揺れも、慣れればなんとも思わなくなる可能性も充分にあります。乗り物に慣れていない幼児や子供のほうが酔いやすいのは、慣れていないのと、とくに一度酔うと次に乗るときに心配になってしまい、さらに酔いやすくなってしまいます。
酔うかもしれない…、という心配な気持ちはストレスになってしまい、酔いやすくなってしまうので、薬を飲んで対策を取り、これなら大丈夫!という気持ちで乗船したいですね。