お家で食べる、揚げたての唐揚げや天ぷらって美味しいですよね。手間だからそんなに頻繁にはやらないけど、そうなってくると扱いに困るのが使用済みの油の保存方法。
美味しく作るためにケチらずに使いたいけど、余った油は捨てるのは勿体無いし、うまく保存する方法が知りたい!このページでは、使用後の油の保存方法と保存できる期間、注意点をまとめます。
目次
油の使用後の保存方法は?
油は腐りませんし、未開封の状態だと非常に長持ちしますが、空気に触れることで酸化してしまうし、一度揚げ物をすると野菜の欠片や衣が油に残ってしまいます。
なので長期間保存したい場合には、使った油に混じっている天かすや唐揚げの粉などを取り除き、空気と日光に触れないようにすることが大切です。
使用済みの油を保存するのに便利な容器
使用済みの油を入れて保存するための容器は、オイルポットといいます。簡単に異物を濾すための網が付いたシンプルなものなら、ダイソーなど100均でも買えますし、交換式のフィルターが付いていて使用済みの油をかなりきれいにして保管できるものまでピンきりです。
使用済みの油を片付けたり、再利用するのが手軽になるので、安いものでもひとつ持っていると便利ですよ。
油の保管はペットボトルでも大丈夫?
とりあえず家にあるもので代用したい場合には、きれいに洗って乾かしたペットボトルが活用できます。
水分が残っていると次回油を使ったときに思いっきり跳ねるので、完全に乾燥させたペットボトルに漏斗で使用済み油を流し込めばOK。コーヒーフィルターがある場合には、コーヒーフィルターで汚れを取れれば更に良いですね。
油は光に当たらないようにして保管したいので、ペットボトルにアルミホイルを撒いて光を遮断しましょう。
油の保管場所は?冷蔵庫が良い?
容器に入った使用後の油は暗くて涼しい場所で保管します。我が家では、フライパンなどを収納している、コンロしたの開き戸の中に入っています。密封していても容器はどうしてもベタッとしてくるので、オイルポットの下には新聞紙を敷いておくといいです。
長期保存=冷蔵庫と連想しがちですが、冷蔵庫に入れると固まったり白濁したりすることがあるし(品質には問題ありませんが使い勝手が悪くなります)、場所も取るので無理して冷蔵庫に入れる必要はありません。
揚げ物に使った油の保存期間は何日?
未使用の油は開封後でも2ヶ月程度持ちますが、一度使った油はきれいに越して光と空気の当たらない場所で保管しても2週間以内には使ってしまいたいですね。
夏場は特に酸化しやすく、1週間過ぎるとオイルポットをしまっている場所が油臭くなってきます。
酸化した油を使うとお腹を壊したり気持ち悪くなったりしますし、ガンや老化の原因にもなるので、臭いが気になるようになってしまったら潔く捨てたほうが安全です。
使用済みの油が酸化する前に使い切るには?
そう頻繁に揚げ物をしない場合でも、揚げ物に使って残った油は毎日のお料理にも使えます。
味付けがシンプルな料理やお菓子を作る場合には、新しい油を使ったほうが良いですが、炒めものやカレー、餃子などの料理だったら使用済み油でも全く気にならないので、毎日少しづつ使っていくのが経済的です。