夏祭りといえば浴衣!しかし、履きなれない下駄で露天を眺めながら歩きまわると、どうしても足が痛くなってしまいますよね。
とくに、かかとがまめになってしまって痛い!正しい履き方をすればかかとの痛みは抑えられるのでしょうか?このページでは、下駄を履くとかかとが痛くなってしまう場合の対策を紹介します。
目次
下駄でかかとが痛い!
下駄を買うときにお店の人に、かかとは2センチくらい飛び出すくらいのサイズを履くのが下駄の正しい履き方、とアドバイスされ、そのとおりに履いてみると、すぐにかかとが痛くなってしまってとても歩けない!と困ってはいませんか?
下駄の履き方としてはかかとがはみ出るように履くのが正しいので、お店の人のアドバイスは合っていますが、下駄での歩き方を知らない人が履き方だけ真似してみても、どうしてもかかとが痛くなってしまいます。
女性の下駄での歩き方は普通の靴で歩くときと全く違い、かかとは落とさずにつま先に重心を乗せ、内股気味でつま先で蹴るように歩きます。下駄の底にある歯が、前側の内側からすり減っていっているのが、正しい歩き方ができている証拠です。
健康やダイエットに効果的だという、かかとなしスリッパが流行りましたが、あれで歩く練習をしてみるとコツが掴めますよ。
浴衣で下駄を履くときの正しい履き方は?
ただし、重心を前に前にと心がけすぎると、今度は鼻緒に負担がかかってしまい、靴ずれならぬ鼻緒ズレになってしまう可能性が高いです。
下駄を履くときは、ビーチサンダルを履く時みたいに鼻緒が指の付け根にあたるギリギリまで足を押しこむのではなく、鼻緒に当たる足の親指と人差し指の間にすこし余裕を作ってあげると改善できます。
下駄で足が痛いのを防ぐ対策は?
まず、下駄を買うときには、綿がたくさん入っている柔らかい鼻緒を使ってある下駄を選ぶのが良いです。鼻緒の素材が綿中心の下駄は値段も張る場合が多いですが、やっぱり良い下駄は違います。
また、鼻緒の幅は太いもののほうが、足への負担は少ないです。最低でも2センチ以上幅のある鼻緒の付いた下駄を購入したいですね。
購入したての新しい下駄は固くて足を痛めやすいので、お祭り本番前に毎日少しでも履いてみたり、ほぐして使用感を出すのも大切です。突然新品で長距離歩こうと思っても歩けませんよ。
お祭りで下駄を履く当日できる対策
鼻緒の滑りを良くするために、ベビーパウダーやろうそくを塗っておきましょう。摩擦を軽減してくれるので、鼻緒ズレやまめを防ぐことができます。
それでも履きなれない下駄で歩き回ると、痛くなってしまう可能性は少なくありませんので、痛くなったら貼れるように厚めの絆創膏を持って行きましょう。