
大掃除シーズンに役立つ魔法の粉、重曹。食品なので体内に入っても安心で地球にも優しいことで注目されていますが、効果的に使えば市販のクリーナー以上に掃除に貢献してくれます。しつこくこびり付いた汚れが、楽々きれいに落ちる瞬間って気持ち良いですよね!
このページでは、大掃除以外にも一本常備しておくと便利な重曹スプレーの作り方と使い方を紹介します。
目次
重曹掃除に便利なスプレーの作り方
用意するのは
- 重曹(ベーキングソーダ)
- スプレーボトル
- 水
の3つだけ!未だかつてないくらい家計に優しいのが良いですね。
重曹の量が多いほうが掃除には効果を発揮しますが、濃度8パーセントを越すと水に溶けず、スプレーが詰まる原因にもなるので、水200mlにつき重曹小さじ1杯を目安にスプレーボトルに入れます。重曹は水に溶けにくいので、ぬるま湯を使うと溶かしやすいのでおすすめです。
材料を入れたボトルに蓋をし、溶けるまでカシャカシャふったら出来上がり!安い、簡単、効果的、と三拍子そろった重曹スプレー、使わない手はありませんね。
重曹は、食用として売られているものと、掃除用として売られているものとありますが、どちらを使っても大丈夫です。掃除用として売られている重曹の場合、重曹以外の成分が入ってる可能性もあるので、ナチュラル成分に拘りがある場合や食用にも使う予定がある場合には成分を確認しましょうね。
重曹掃除スプレーの効果的な使い方
それでは作った重曹スプレーを掃除に活用してみましょう!重曹が力を発揮する場所を紹介します。
キッチン
重曹が一番力を発揮する場所といったら、なんといってもキッチンです。食品を扱うキッチンで使う掃除用品として、口に入っても安心な重曹は適役だし、何より重曹は油汚れを落とすのが得意なので、ガスコンロ周りや電子レンジ、冷蔵庫掃除に役立ちます。
シュシュッとたっぷりめに吹き付けてしばらく放置し、濡れ布巾などで汚れを拭き取ります。しつこい汚れの場合には重曹を少量振り掛け、その上からスプレーをして放置して拭き取りましょう。
古くなった五徳など、それでも落ちない場合には、熱湯と重曹を混ぜた重曹水につけ置きすると見違えるくらいきれいになります。
お風呂
重曹は皮脂や汗汚れを落とすのに効果的なので、毎日の入浴後、浴槽のにゅるにゅるする汚れを落とすのにもたいへん便利です。全体にスプレーした後放置し、ざっと擦って流せばOKです。
石鹸カスは重曹と同じアルカリ性なので、こちらは重曹では思ったように落とすことができません。別の洗剤を使うか、ナチュラル掃除ならクエン酸(レモン、お酢など)で落とすことができます。
重曹を使った掃除の注意点
アルミ製品に重曹を吹きかけると黒ずんでしまうので、やかんや鍋、食器などアルミの場合は注意が必要です。また、畳や木材に使用すると染みになってしまうこともあります。
漆器、大理石、木製品など傷が付きやすい素材には傷をつけてしまうことがあるので、これはどうだろう?と疑問に思ったら使用を控えたほうが無難です。
基本的に大丈夫とされているものでも、重曹の研磨作用で塗装を剥がしてしまう恐れがありますので、重曹の使いすぎ、擦り過ぎに気をつけましょう。重曹でのお掃除は、こすり落とす、というよりは、浸けこんで浮いてきた汚れを拭き取るイメージでするのが良いでしょう。