
段々と暑い日が続き、ペットボトルのお茶を駅などで買って持ち歩く事も多くなって来ると思います。ただ、一度口をつけるとペットボトルの中には口の中の雑菌が入ってしまいますよね。
これを常温で持ち歩くとしたら、その雑菌はお茶にどんな悪影響があるのでしょうか。まして暑くなってくると余計に、どの程度の時間で飲みきるのが良いのか気になる所です。
目次
ペットボトルのお茶の開封後の賞味期限は?
ペットボトルのお茶はキャップ開けた時が一番香りが良く、味も良く、開封後は段々と風味が落ちます。また、ペットボトルでも冷たいお茶と温かいお茶がありますが、風味が落ちやすいのは温かいペットボトルのお茶の方です。
温かいお茶を美味しく飲むならば、開封後に冷める前に飲みきりましょう。冷たいお茶も、美味しく飲むならば開封後にお茶が常温になる15分以内に飲みきるのが良いですね。ぬるくても美味しく飲めるのは30分程度です。
問題は、冷たいお茶になると量も増えてくること。そうするとなかなか短時間では飲みきれませんよね。そんなときには、ペットボトル用の保冷袋に入れるとある程度お茶が常温になる時間を延ばす事が出来ます。
ペットボトルのお茶を開けたら常温だと日持ちは何日?
出先で購入したペットボトルのお茶が家に帰った時に残っている事があると思います。すでに口をつけたお茶、いつまで飲んでも大丈夫でしょうか?
口の中の雑菌が常温のペットボトルの中で泳いでいたとしたら、それらはかなり増殖しています。これを冷蔵庫に入れてあとで飲むとすれば、日持ちとしてはせいぜいそのペットボトルのお茶を開けてから24時間程度です。冷たいお茶の残りを冷蔵庫に入れるなら風味の落ちはありますが、まだそんなに気にする事なく飲む事が出来ます。
温かいお茶は、それを冷たくしても元から冷たいお茶としてペットボトルで売られているようにはならず、とても味が落ちてしまいます。また、元から温かい分雑菌も冷たい物より繁殖していると考えましょう。やはり温かいお茶も開けてから24時間程度がせいぜいの日持ちです。
ペットボトルのお茶は腐るとどうなる?
ペットボトルのお茶は手軽に飲む事が出来ますが、割と美味しく飲める時間が限られています。時間がたってしまえば飲んでいて美味しくないのは仕方がない事ですが、もう飲まない方が良いだろうという状態になってしまうことも。それはどんな時でしょうか?
あたり前の事ですが、まず目で見ておかしいと感じた時は飲まない方が良です。本来濁っていないお茶が濁っていたり、浮遊物がある時はもちろんです。
また、香りがおかしいと思った時も飲むのはやめましょう。お茶はペットボトルの物だとしても香りを大事にしています。普段からペットボトルのお茶を買う人は、開けたてのお茶の香りを想像するのも難しくないと思います。香りが変わってしまったならば、お茶の中身も変わってしまったという事です。
最後に口に入れてから舌に異変を感じた時、この時は吐き出しましょう。例えば、元からにごりがあるお茶があるとしても、とろみがあるお茶はペットボトルにはありません。とろみではなくてもおかしいと思ったらすぐに吐き出しましょう。
ペットボトルのお茶は開けたらなるべく早く飲み切りましょう
ペットボトルのお茶は、季節問わず何時でも手軽に飲む事ができる分、何となく長い時間の持ち歩きにも向いている気がしていまいます。しかし、飲めなくなる時間、美味しくなくなってしまうこともあります。
お茶には殺菌作用があるから、長時間の常温での持ち歩きでも大丈夫だろうという考えは間違いです。冷たい物は冷たい内に飲みきる、温かい物は温かい内に飲みきる事が、ペットボトルのお茶の賞味期限です。
また、残ってしまったペットボトルのお茶は、冷蔵庫に入れたとしても早めに飲みきりましょう。雑菌はペットボトルに口を付けた時から増え始めます。どんなにペットボトルのお茶を余らせてしまい勿体無いと感じても、見た目、匂い、舌触りでおかしいと感じた時には絶対に飲むのをやめましょう。