
家飲みが増えるとともに、自家製の果実酒を作る人も増えているようです。中でも梅酒は人気の果実酒です。1年待って、自家製の梅酒がようやく飲みごろになって、わくわくしながら瓶を開けようとしたら開かない!?かなりあせりますよね。
このページでは、そんな時どう対処したらいいのか、また、逆に梅酒を作った時にしっかる蓋をするにはどうしたらいいのか紹介します。
目次
梅酒の瓶が開かないときの開け方は?
固くて開けられない梅酒の瓶を開ける方法を、三通り紹介します。やりやすいものから試してみてください。
梅酒瓶の蓋に濡れタオルを巻きつける方法
瓶が開かない時の対処方法はいくつかありますが、最も簡単に試せる方法が、濡れたタオルやフキンを瓶の蓋に巻き付けて開ける、というもの。濡れたタオルを使うと、摩擦による抵抗値が上がり、滑りにくくなるため、開けやすくなります。タオルの代わりに、軍手を濡らして使うのもおすすめです。
梅酒瓶の蓋に輪ゴムを巻きつける方法
濡れタオルで簡単に開いたとしたら、実はラッキーかもしれません。どんなに頑張っても開かない、という場合、瓶の蓋に輪ゴムを巻き付けて開けるという方法があります。輪ゴムはなるべく太い物を使います。
輪ゴムにも抵抗力が働くため、蓋が滑りにくくなり、開きやすくなります。頑固な瓶には、輪ゴムと濡れタオルを一緒に使ってみるといいでしょう。
とはいえ、かなり大きな瓶で梅酒を作っている場合もあると思うので、瓶を抱えて力いっぱい蓋をねじるだけでも、ひと苦労かもしれません。
梅酒瓶をお湯に付ける方法
なかなか開かない場合に最も有効な方法としておすすめなのは、お湯で温めることです。
大きめの鍋にお湯を沸かし、80~90度になったところで火を止め、梅酒の瓶を逆さまにして熱いお湯に付けます。しばらく待ってから瓶を取り出し、蓋を開けると、驚くほど簡単に開くはずです。それでもまだ固い!という場合は、濡れタオルや輪ゴムを組み合わせてみましょう。
梅酒瓶の密閉の仕方は?
飲みごろになった梅酒の瓶がなかなか開かないのも困りますが、瓶が密閉されていないと、カビや腐敗の原因となってしまいます。
蓋をしっかり閉めたい場合は、なかなか開かない瓶を開ける時と同じ方法を使います。濡れタオルを使って蓋を閉めることで、滑りにくくなるため、しっかりと閉まります。
蓋の煮沸消毒をすることで、密閉しやすくする方法もあります。鍋に80~90度のお湯を沸かします。このお湯に蓋を5秒ほどくぐらせて取り出し、フキンなどにのせて自然乾燥させます。蓋がまだ熱いうちに閉めると、密閉しやすくなります。
梅酒を開けたあと瓶を入れ替えしたほうが良い?
梅酒の瓶が開けにくくなるのは、長期間保存されている間に、温度の変化などで中の空気が膨張したり収縮したりすることで圧力がかかるためです。瓶に問題があるわけではないので、すぐに飲みきってしまうような場合は、必ずしも、中の梅酒を別の瓶に移し替える必要はありません。
長期間保存したい場合は、中の梅を取り除いて、別の瓶に梅酒を移し替えた方がいいでしょう。新しい瓶で長く保存することで熟成が進み、まろやかで美味しい梅酒になります。
入れ替える際には、必ず瓶の煮沸消毒をしましょう。大きめの鍋に水を張った状態で瓶本体を入れて、10~15分沸かします。沸騰したお湯にいきなり瓶を入れると割れてしまうことがあるので、必ず水から沸かします。トングなどを使って瓶を取り出し、お湯を切って、自然乾燥させます。
蓋については、先ほどの説明の通り、80~90度のお湯に5秒ほどくぐらせます。しっかりと蓋をして、長期保存させ、そしてまた蓋が開かなくなったら… その時は、濡れタオルや輪ゴム、お湯を使って対処しましょう。
梅酒瓶だけでなく、ジャムやピクルスにも応用できます!
いかがでしたでしょうか。梅酒だけではなく、自家製ジャムやピクルスなどを作る時などにも応用できると思います。
梅酒は、果実酒として飲むだけではなく、梅酒を漬けるのに使った梅を刻んでケーキに入れたり、梅の実ゼリーを作るなど、お菓子作りに使う楽しみもあります。初めて作る果実酒としてもおススメです。