秋の名物は色々ありますが、栗拾いもそのひとつです。一度は、家族で栗拾いをして、家でゆでた経験はあるのではないでしょうか?
大量の栗を茹でたあと、食べきれず残ってしまうと保存に困りますよね。茹でたものは基本的に傷みやすいので、保存方法をしっかりとしておきたいところです。
このページでは、茹でた栗をできるだけおいしく、長持ちさせる保存方法を紹介します。
目次
栗を茹でると日持ちはどれくらい?
基本的に、茹でた栗に限らず、食べ物は茹でる時に大量の水分を吸うので、それだけ腐りやすくなります。ですから、茹でた栗はその日に食べるのがベストです。
その日の気温によりますが、気温が高く、湿気が高い時は、食べ物は早く傷んでしまいますから、半日で悪くなるということも決してないわけではありません。また、直射日光に当て続けたものもすぐに傷みますので気を付ける必要があります。
ですから、茹で栗はその日のうちにできるだけ早く消費するのが一番です。
茹で栗の常温での賞味期限は?
茹で栗の常温保存は、数時間と考えて良いでしょう。茹でた栗はとても傷みが早いので、常温で保存するということをあまり考えない方がいいかもしれません。
茹で栗ができたら、粗熱を取って冷まします。直射日光の当たらない日陰で皮をむき、なるべく水分を飛ばすことが必要です。水分が残っていれば残っているほど、傷みやすくなります。
常温保存の長所は、出来立てが食べられるということです。栗と言うと水分がなくパサパサというイメージがありますが、茹でてまもない栗は、ほくほくして美味しいです。
短所は、もちろん、すぐに悪くなってしまうということですね。
茹で栗を冷蔵庫に入れた場合の日持ちは?
冷蔵保存の場合は、2~3日日持ちさせることができます。基本的には冷凍でも、あまり持たないということを 知っておく必要があります。
冷蔵保存するときに気をつけたいのは、よく熱を取ってラップに包んで保存すること。しかし、気をつけて保存しても味が日に日に落ちていくので、できるだけ早く消費した方が良いです。もし酸っぱい味がしたら、悪くなっている可能性が高いのでやめたほうがいいです。
常温で保存する場合に比べて数日日持ちさせることはできますが、ほくほく感はなくなってだんだんパサパサになり、味が落ちてしまうのが欠点ですね。
栗を茹でたら冷凍保存できる?
茹で栗は冷凍保存することで、大体2、3週間は日持ちさせることができます。とにかく長く保存したい場合、冷凍保存をするのが一番適しています。
冷凍保存をする場合、よく水分を切ってから冷凍庫に入れることが大切です。よく水分を取らないと、冷凍した時に栗の中に水分が残ってしまい、味が悪くなります。水分を取ったら、ラップに包んで急速冷凍ができれば一番いいです。急速冷凍はできれば、時間が経っても味落ちにくくなります。
冷凍保存の長所は、長持ちすることです。味も冷蔵保存に比べたら落ちにくいので、茹でた翌日までに食べ終えてしまうのでなければ、冷蔵ではなく冷凍保存することがおすすめです。
ただ、栗がすこし固くなってしまい、解凍して食べるときに若干パサパサ感が残ります。
茹でた栗をおいしく長持ちさせる保存のコツは?
基本的にゆで栗は、早く食べるのが一番です。あまり長く保存しようと思わず、おいしいうちに食べるのが一番良いでしょう。
しかし工夫次第で、長く美味しく食べることも可能です!茹でた栗の場合、裏ごししてペースト状にしてみるのがおすすめ。この状態で冷凍すれば、冷凍庫に入れることで保存が効きますし、料理にアレンジしやすいので固くてパサパサになった栗を一手間で美味しく食べることができます。
また、栗の甘露煮を作って瓶で保存するのも長持ちします。
茹でた栗をた頂くのも贅沢のひとつ!
日本人にとって、 栗は人気のある食べ物です。今では一年中、栗を楽しむことができますが、ゆで栗を食べられるのは、今でも年に1度の贅沢です。いろんな保存方法を知ることによって、美味しい栗の楽しみ方が広がるはずです。
また、保存方法を知れば、最近注目されている食中毒の被害を避ける事も出来ます。美味しい栗を安全に楽しみましょう!