お店で買ってきたあさりの砂抜きのやり方をネットで調べてやってみたけど、口が開かないまま閉じているのが多数…、これって死んでいるんでしょうか?食べても大丈夫?
このページでは、あさりの砂抜きをやってみたけれど殻が開かない場合どうしたら良いかと、正しい砂抜きのやり方と注意点を紹介します。
目次
あさりの砂抜きをしても開かないけど食べられる?
あさりの入った味噌汁やパスタを食べているときに、あさりが口が開いていないのは死んでいるやつだから、食べないように、と言われたことはある人は多いと思います。じつは、これは火を通したあさりの話。
砂抜きをし終わった段階であさりが口を閉じているのは、極めて普通の状態ですので、もちろん食べても大丈夫です。
塩抜きあとのあさりが死んでいるかどうか見分ける方法は、そろそろ砂抜き終わったかなー?と思って見た時に、殻がパカっと開いていて、中身がぐにょー、とはみ出してしまっているかどうか。
中身が出てしまっているあさりは死んでいるので取り除き、口の開いていないあさりを調理しましょう。また、加熱しても口を閉じたままのあさりも死んでいるので食べられません。
死んでいるあさりを食べると食中毒になる危険があるので、もったいないからと無理やり開けて食べるのはやめましょう!
砂抜き開始から終わりまでずっと口を閉じたままの場合、砂抜き中ずっと眺めていても砂を吐き出さなかったり、砂を吐いた形跡が全く見られない場合には、砂抜きの方法が間違っていた可能性があります。
砂抜きをし始めてしばらくすると、あさりが海水を吸い込むのに口を開ける筈もしそうならない場合、砂抜きのやり方を再確認してみましょう。
あさりの砂抜きをするにはどれくらい漬けておくの?
通常、お店で買ったあさりなら、塩水に漬けておく時間は2~3時間もあれば十分です。それでも元気に砂を吐いているようでしたらまだ吐きたりないので、様子を見ながら1~2時間追加してみてください。
しかし、長く漬けておけば安心!というわけでもないのが難しいところ。あまり付け過ぎると水中の酸素が足りなくなって窒息してしまうので、どんなに放置しても長くて半日以内には調理したいです。
あさりの砂抜きのやり方は?
砂抜きのやり方は至ってシンプル。海水くらいの塩加減の食塩水(200mlに小さじ1程度)にあさりを漬けておくだけ。
注意点、というかうまく砂を吐き出させるコツは5つ。 あさりの砂抜きのコツ
- あさりはボールなどの底の丸いものではなく、フライパンや鍋など底の平らな容器に入れて砂抜きする
- 冬場は常温で、夏場は冷蔵庫で砂抜きする
- 食塩水の量はあさりが1センチ被る程度で、入れ過ぎない(入れ過ぎるとあさりに水圧が掛かりすぎてしまいます)
- 新聞紙などをかぶせ暗くして静かな場所に放置する
- 砂抜きを初めて10分しても動き始めない場合には、塩加減が薄すぎないか確認する
簡単なことですが、やるのとやらないのとは大違いなので、もしうまく砂抜き出来ていないようでしたら改善してみてください。
あさりの砂抜きが終わったら塩抜きしましょう!
食塩水に漬けておいたあさりは、ややしょっぱくなってしまっています。
砂抜きした食塩水からあさりを出したらザッと洗い、今度は真水に10分くらい付けると塩抜きでき、美味しく食べられますよ!