お弁当のおかずの定番といえば、なんといっても卵焼き!卵には栄養がたくさん詰まっているし、優しい黄色は彩りも良く、シンプルなのに好みに味付けもできて、みんな大好きなはずれのない一品です。
しかし、卵料理は腐りやすく、とくに常温でお弁当を持ち歩く場合、すぐに傷んでしまうイメージがあります。お弁当に入れる卵焼きの賞味期限ってどれくらいなんでしょうか?
目次
お弁当にいれる卵焼きの日持ちは?
卵は火を通すと菌が繁殖しやすく、日持ちしにくい食べものです。食中毒も起こしやすいので、とくに夏場にお弁当にいれるさいには、調理するときの衛生管理、しっかり冷ましてからお弁当にいれて蓋をして、できるだけ涼しい場所で、直茶日光を避けて保存することを意識する必要があります。
卵焼きの日持ちは常温だとどれくらい?
お弁当に入れた卵焼きといえども、お昼になるまでお弁当箱ごと冷蔵庫で保存することができれば、とくに心配する必要はありません。気になるのは常温で保存する場合。子どもが学校に持っていくお弁当は冷蔵庫で保存するわけにもいかないので、食中毒が気になるところですよね。
エアコンの効いた涼しい教室や、湿度のあがらない涼しい暗所で保管する場合には、しっかり火を通してあれば、朝作った卵焼きをお弁当に入れて持っていき、お昼に食べても大丈夫です。
それでも特別に暑い日や、学校まで家が離れていて持ち歩く時間が長い場合、保管する場所が野外だったり暑かったりで好ましくない場合には、以下の方法を取り入れて見ることをおすすめします。卵焼きだけでなく、お弁当全体の持ちを良くすることができます。
お弁当に入れた卵焼きを日持ちさせるコツ
暑い時期に持ち歩くお弁当を日持ちさせる方法はいろいろあります。中でも、いったん購入してしまえば手間がかからず楽なのは、保冷バッグと保冷剤を活用すること!しっかり粗熱をとったお弁当箱を保冷剤といっしょに保冷バッグに入れておけば、しっかり火の通った卵焼きでしたら安心して食べられます。
日持ちしやすい卵焼き、腐りやすい卵焼き
卵焼きもすこし半熟のほうがトロッとしておいしい、と言う人もいると思いますが、火の通っていない卵は調理を始めてから2時間位で安全かどうか怪しくなり始めるので、作ってすぐに食べられるときだけにしましょう。
また、水分が多いとそれだけで痛みやすくなるので、だし巻き卵はおいしいですが、お弁当に入れるには不向きです。とくに夏場はぜったいに避け、しっかりと火を通した卵焼きを採用しましょう。
作り置きした卵焼きを日持ちさせるのに冷凍できる?
ところで卵焼きって、一人分二人分だけ作るよりも、たくさんの卵を使ってまとめて作るほうが作りやすいし、なにより地味に手間がかかるので、まとめて作ってお弁当箱に入れるだけにできれば忙しい朝の時短になりますよね。
卵焼きは冷蔵庫で保存しても2日ほど日持ちさせることができますが、お弁当に持っていく場合、冷凍するばあい日持ちする以外のメリットも!冷凍したままお弁当箱に入れてお昼までに自然解凍させることで、お弁当のなかを冷たく保つ、保冷剤代わりの役割をしてくれるんですね。
卵焼きの水分が多いと、冷凍して解凍するときに水分が抜けてしまい、ボソボソした食感になってしまいます。なので、冷凍することを前提に卵焼きを作るときには、卵には完全に火を通し、だし巻き卵を作りたい場合には、液体のだしを避け、類粒だしを使いましょう。
また、卵液にマユネーズを少量いれると、ふんわりまろやかな仕上がりになり、冷凍→解凍後もしっとりした食感を保ってくれます。