さむい日に大活躍の鍋料理は、家族みんなが大好きで体が芯からぽかぽか温まり、しかも準備が簡単♪とまさに主婦の味方。見た目もかわいいし料理の出来も断然美味しいので、土鍋を愛用している人も多いと思います。
使えば使いこむほど味が出て愛着が湧く土鍋ですが、やっぱり消耗品。丁寧にお手入れをしているつもりでも、使い続けていくうちに焦げ癖がついてしまったら、買い換えるしかないんでしょうか?
目次
土鍋の焦げ癖は修復できるの?
ある程度良い土鍋(高価な土鍋)でしたら、焦げている部分を綺麗に取り除いてあげることで、次回つかうときに焦がさず使える場合もあります。
やり方は簡単。まず、重曹と水をひと煮立ちさせたあと最低一晩放置させます。これで焦げが浮いてくるので、布やスポンジのふわふわした面など、土鍋を傷つけない柔らかい素材で浮いてきた焦げを拭き取ります。
焦げ跡を残したり、焦げを取るときに土鍋を傷をつけてしまうと直らないので、焦げを取るときは、焦らず、根気よく丁寧に行いましょう。間違っても焦れてたわしで擦ったりしないでくださいね!
あとは完全に乾燥させるだけですが、大切なのはこの、「乾燥させる」ということ!乾燥が足りないと土鍋が割れたり、カビたり、焦げやすくなったりの原因になってしまうので、もういいかな?という曖昧な状態で片付けずに、これだけ乾燥させれば大丈夫だろう、と自信を持っていえるまでカラッカラにさせましょう。
土鍋をしっかり乾燥させるには、洗った土鍋の水気を拭きとったあとで弱火で20秒くらい空焼きし、風通しが良い場所+状態で保管します。
土鍋を長持ちさせる保管方法
土鍋をしばらく使う予定がない場合にも、しっかりと乾燥させてから、風通しの良い場所に保管すると長く使うことができます。
しっかりと乾燥、しっかりと乾燥っていうけど、それってつまりどうやって?と思ったので調べてみたところ、土鍋をしっかりと乾燥させるのに一番良いのは、太陽にあてて乾燥させる天日干しであることが分かりました。
晴れた日に天日干しにし、夜は梅雨がつかないように室内に片付けるのを、2日くりかえせば十分に乾燥してくれます。
さて、これで片付ける準備が整いました!片付けるときにも、せっかく乾燥させた土鍋に余計な湿気がつかないよう、新聞紙にくるんでおきます。このとき、鍋と蓋はべつべつに新聞紙で包むと効果的です。
保管するのに、キッチンで避けたいのは湿気のこもりやすいシンクの下。なるべく風通しのよい場所を選んで保管しましょう。
土鍋の焦げを防ぐには?
調理をしているときに、長時間かき混ぜずに放置してしまったなど、明らかに失敗して焦げてしまった場合はともかく、ふつうのフライパンなら焦げないような使い方で土鍋が焦げてしまう場合は、調理方法に原因があるかもしれません。
とくに水分の少ない料理をする場合、お鍋のあとで雑炊を作るときなどは、沸騰したらすぐに弱火にする、弱火での調理時間も5分を超えないようにすることで、焦げを防ぐことができます。
まとめ
焦げ癖がついてしまったと思っても、洗い方や使い方を工夫することで直せる場合もあるので、買い換えるまえに見直してみましょう。
そして、愛用の土鍋をなが~く使い続けるには、丁寧にお手入れして風通しの良い場所に保管する、に限ります!
年中窓際に出しておくわけにもいきませんので、土鍋の底が床とくっつかないように間に橋を噛ませたり、包んでいる新聞紙をときどき交換するだけで、長持ち度もグンとアップしますよ!