節分の豆撒きは、子供にとって楽しみなイベントのひとつです。鬼を追い払うために豆を室内、室外に撒く、なんてことは、普通の日だと怒られてしまいますからね。まくのも楽しいですが、節分の日に食べる節分豆は特別な美味しさがあります。
なので子供は珍しがって節分豆を食べたがりますが、幼児は何歳から食べても良いんでしょうか?豆は小さいけど誤飲が心配だし、アレルギーになる可能性もありますよね。
このページでは、2歳以下の子供に節分豆をあげても良いのかと、あげる場合の注意点を紹介します。
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節分豆は幼児は何歳から食べて良いの?
意外と知られていませんが、節分時期に子供が節分豆を喉につまらせて入院する事故は実は少なくない数あります。硬いので奥歯が生えきっていない子供には、節分豆は噛み砕きにくく、つるつるしているので何かの拍子に誤って飲み込み、気管支に詰まりやすいんですね。
なので節分豆や、形状が似ているピーナッツなどのナッツ類、枝豆なんかも、奥歯がしっかり生えてくる3歳までは、与えないことが一般的に推奨されており、保育園でも2歳以下のクラスでは節分豆を与えず、あられ菓子や茹でた豆をあげているところが多いです。
節分豆を2歳にあげるのはNG?
ですので、2歳以下の子供に節分豆をあげる場合には特別な注意が必要です。もしどうしても食べたがるようでしたら、誤飲の可能性を減らすために、寝ている姿勢や動いている最中に食べさせるのは避け、座って本人が落ち着いた状況で、ひとつづつ口に入れてあげましょう。
食べている最中にびっくりして息を吸い込んだり、笑った拍子などで簡単に気管支に入り込んでしまうので、食べ終わるまでは大人しくさせることが大切です。
もし幼児が節分豆を気管支に詰まらせてしまったら?
気をつけてみていても、節分豆を詰まらせてしまうことはあります。万が一気管支に詰まらせてしまい、窒息しているようでしたら速やかに119番に連絡をし、その間も背中を強めに叩くか、できれば後ろから腹部を圧迫して豆を吐き出させてあげましょう。
むせていても息ができているようでしたら、そこまで心配しなくても大丈夫ですが、背中をさすって吐き出しやすいように手伝ってあげましょう。
節分豆を食べさせてアレルギーになるのが心配…
節分の日に気になるアレルギーは大豆アレルギー、もしくはピーナッツアレルギーですね。(地域によって大豆を撒いたりピーナッツを撒いたり、多少違うようです。)
こればっかりは食べさせてみないと分かりませんが、大豆アレルギーとピーナッツアレルギーは両方共発症するケースも多いので、既にもう片方のアレルギーが分かっている場合で食べさせるときには、より注意が必要です。
アレルギー検査は生後6ヶ月以降でしたら小児科でやってもらえます。子供がどんなアレルギーを持っているのか分かっているとかなり安心できるので、まだの人は一度やってもらうと良いですよ。